2010年12月30日木曜日

古民家の改修(化粧軒裏天井&屋根断熱工法)その1



今の工法はタルキの上に野地板、そしてルーフィングもしくはトントン(薄い杉皮を貼り重ねたもの)で、
そして最近は、瓦は土葺きにせず桟葺きに施工することが多くなっています。

昔(昭和初期?)は、このように丸太を半分に割っただけのタルキに竹(3分の1くらいに割ったもの)のコマイを細かく打ち、そして杉皮がのせてあり、エツリ竹で押さえてありました。

そして瓦はもちろん土葺きです。

その理由は近年は均等に瓦が生産できるようになりましたが、昔は一枚一枚ひずみが多く、土で高さ調節しないと施工できなかったからです。

こんな工法もあったことを今に伝えるため、先達の遺構(野地部分)を3分の1だけ残すことにしました。











新しいタルキを入れて杉の5分板を貼りました。
この部分は軒裏が化粧になります。















そのあとスタイロを挟んで断熱対策をしました。

この辺りはとても寒いので断熱は入念に行いたいと思います。


今年はこれで終了。




この続きはCM2のあとで。。。(なんかの番組パクリで・・・^^;)

ということで、皆さん良いお年を!






1 件のコメント:

kyokoto さんのコメント...

Thank you for the details and work...