2010年12月30日木曜日

古民家の改修(化粧軒裏天井&屋根断熱工法)その1



今の工法はタルキの上に野地板、そしてルーフィングもしくはトントン(薄い杉皮を貼り重ねたもの)で、
そして最近は、瓦は土葺きにせず桟葺きに施工することが多くなっています。

昔(昭和初期?)は、このように丸太を半分に割っただけのタルキに竹(3分の1くらいに割ったもの)のコマイを細かく打ち、そして杉皮がのせてあり、エツリ竹で押さえてありました。

そして瓦はもちろん土葺きです。

その理由は近年は均等に瓦が生産できるようになりましたが、昔は一枚一枚ひずみが多く、土で高さ調節しないと施工できなかったからです。

こんな工法もあったことを今に伝えるため、先達の遺構(野地部分)を3分の1だけ残すことにしました。











新しいタルキを入れて杉の5分板を貼りました。
この部分は軒裏が化粧になります。















そのあとスタイロを挟んで断熱対策をしました。

この辺りはとても寒いので断熱は入念に行いたいと思います。


今年はこれで終了。




この続きはCM2のあとで。。。(なんかの番組パクリで・・・^^;)

ということで、皆さん良いお年を!






2010年12月27日月曜日

古民家の改修(柱の補強)





二寸くらい傾いていた柱を直し、野柱を抱かせて補強しました。
一応土台らしきものはありましたが、基礎はなく土の上に直接のって腐っていたので、その土台を取り除き一つ一つモルタルで固定しました。




な・何とこの土台は途中で切れていました・・・(^^;
基礎を作って土台を乗せたいのですが、何せ予算がありませんので仕方なくこれもモルタルで固定しました。
昔に何が起ったかわかりませんが、お粗末なもの
ですね。





2010年12月25日土曜日

古民家の改修(柱・梁のゆがみ直し)







今日は、柱・梁のゆがみ直しをしました。


柱の立ちが一番悪いところで、2寸(約60mm)くらい傾いていましたが、ほぼ元通りに戻りました。




大型のジャッキを使ってもなかなか苦戦しました・・・













梁の高さも悪いところで約1寸5分(45mm)あり、ジャッキで上げて、あとはその隙間をモルタルでつめます。





2010年12月23日木曜日

古民家改修(瓦下ろし)




今日は朝から瓦下ろしをしました。
会社の後輩たち3人や瓦屋さん、板金屋さん、ご近所さん、手伝っていただいて大変助かりました。
一日中助けてくれた後輩たち、お疲れ様!皆さんも。
そして、ありがとうございました!









でっ・できたぁー!


2010年12月14日火曜日

古民家の改修(古民家を購入)













最近古民家を購入しました。
これから改修の経過を載せていこうと思います。